OMシリーズといえば小型軽量一眼レフシステムというのが売りな訳だが、そのなかでも特にこのレンズは異例ともいえるような大きさと重さを持つ。しかし医療用機器に代表されるように、OLYMPUSといえば近接レンズで非常に定評のあるメーカーだ。そのOLYMPUSらしく、OMシリーズといえどもその(近接)光学性能に妥協せず気合いを入れて作ったのであろうレンズがこれ。50mmのMacroもそうだが、やはりその抜きんでた近接性能を誇らんがためか、マクロレンズにはあまり見ないF2という大口径を実現している。50mmの場合だとスイスのMacro-Switerが一応、50mmでF1.8~1.9を実現していたが(おまけに超評判が良い)、90mmでは今のところこのレンズ以外にF2までの大口径を持つマクロレンズは存在しないのではなかろうか?(ZeissがZFレンズで遠くない将来に100/2のマクロを出すと観測されているが。。。←ZFの発表時に、見本写真に並んでいた開発中のレンズ銘にそれらしき玉があった。)


Zuikoはこれと、24mmだけしか持っていないのだが(’06年11月現在)、そのどちらにも共通して感じたのは、発色が日本的な鮮やかさを持ちながら、しかしEFのような彩度ばりばりではなく落ち着いていること。とても好感を持てる。そしてこの90mm。非常〜に使いやすいし、しっかり写りに安心感を覚える。どのようなシチュエーションでも破綻無く像を結んでくれる感じか。そして、ボケ方が安定的で自然。Hektor 12.5cmとどこか通じるものも感じた(Hektor程の繊細な上品さにはまだ及ばないが、近い性格を持っている)。

Zuiko Auto-Macro 90mm F2(OM)

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